フジクラグループの事業概要
財務情報
連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 (平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (平成29年3月31日) |
||||
---|---|---|---|---|---|
資産の部 | 流動資産 | 現金及び預金 | 34,961 | 31,785 | |
受取手形及び売掛金 | 143,857 | 148,969 | |||
商品及び製品 | 32,189 | 35,487 | |||
仕掛品 | 19,168 | 24,684 | |||
原材料及び貯蔵品 | 27,910 | 32,328 | |||
繰延税金資産 | 5,263 | 3,766 | |||
その他 | 19,845 | 20,366 | |||
貸倒引当金 | △759 | △864 | |||
流動資産合計 | 282,438 | 296,526 | |||
固定資産 | 有形固定資産 | 建物及び構築物 | 193,055 | 207,844 | |
減価償却累計額 | △108,803 | △113,623 | |||
減損損失累計額 | △4,199 | △4,227 | |||
建物及び構築物(純額) | 80,052 | 89,993 | |||
機械装置及び運搬具 | 245,398 | 248,803 | |||
減価償却累計額 | △185,514 | △181,977 | |||
減損損失累計額 | △3,815 | △4,192 | |||
機械装置及び運搬具(純額) | 56,067 | 62,633 | |||
土地 | ※1 15,732 | ※1 15,652 | |||
リース資産 | 6,345 | 6,316 | |||
減価償却累計額 | △3,688 | △3,837 | |||
リース資産(純額) | 2,657 | 2,479 | |||
建設仮勘定 | 15,888 | 14,736 | |||
その他 | 75,986 | 77,363 | |||
減価償却累計額 | △65,111 | △66,252 | |||
減損損失累計額 | △1,320 | △1,322 | |||
その他(純額) | 9,554 | 9,788 | |||
有形固定資産合計 | 179,953 | 195,283 | |||
無形固定資産 | のれん | 10,949 | 7,123 | ||
その他 | 10,346 | 9,962 | |||
無形固定資産合計 | 21,295 | 17,085 | |||
投資その他の資産 | 投資有価証券 | ※2 38,533 | ※2 41,295 | ||
退職給付に係る資産 | 1,547 | 3,231 | |||
繰延税金資産 | 10,643 | 12,484 | |||
その他 | ※2 20,452 | ※2 25,023 | |||
貸倒引当金 | △2,149 | △2,266 | |||
投資損失引当金 | △36 | △37 | |||
投資その他の資産合計 | 68,990 | 79,731 | |||
固定資産合計 | 270,239 | 292,100 | |||
資産合計 | 552,678 | 588,626 | |||
負債の部 | 流動負債 | 支払手形及び買掛金 | 73,734 | 77,230 | |
短期借入金 | 66,328 | 74,637 | |||
1年内償還予定の社債 | 20,000 | 10,000 | |||
未払法人税等 | 2,029 | 3,671 | |||
事業構造改善引当金 | 1,907 | - | |||
その他の引当金 | - | 24 | |||
その他 | ※1 37,920 | ※1 37,661 | |||
流動負債合計 | 201,919 | 203,226 | |||
固定負債 | 社債 | 30,000 | 40,000 | ||
長期借入金 | 81,317 | 101,296 | |||
繰延税金負債 | 766 | 126 | |||
その他の引当金 | 825 | 36 | |||
退職給付に係る負債 | 9,218 | 8,184 | |||
その他 | ※1 10,649 | ※1 11,210 | |||
固定負債合計 | 132,777 | 160,854 | |||
負債合計 | 334,697 | 364,080 | |||
純資産の部 | 株主資本 | 資本金 | 53,075 | 53,075 | |
資本剰余金 | 57,333 | 30,012 | |||
利益剰余金 | 108,553 | 118,867 | |||
自己株式 | △25,353 | △5,942 | |||
株主資本合計 | 193,608 | 196,013 | |||
その他の包括利益累計額 | その他有価証券評価差額金 | 5,607 | 7,284 | ||
繰延ヘッジ損益 | △8 | 465 | |||
為替換算調整勘定 | 8,010 | 4,459 | |||
退職給付に係る調整累計額 | △8,644 | △5,500 | |||
その他の包括利益累計額合計 | 4,964 | 6,709 | |||
非支配株主持分 | 19,407 | 21,823 | |||
純資産合計 | 217,981 | 224,546 | |||
負債純資産合計 | 552,678 | 588,626 |
連結損益計算書
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
||
---|---|---|---|
売上高 | 678,528 | 653,795 | |
売上原価 | ※2,※3 551,920 | ※2,※3 525,150 | |
売上総利益 | 126,607 | 128,644 | |
販売費及び一般管理費 | 荷造運搬費 | 16,592 | 16,946 |
人件費 | ※1 39,623 | ※1 39,814 | |
その他 | ※1,※2 37,758 | ※1,※2 37,652 | |
販売費及び一般管理費合計 | 93,974 | 94,413 | |
営業利益 | 32,632 | 34,230 | |
営業外収益 | 受取利息 | 227 | 267 |
受取配当金 | 1,210 | 1,128 | |
為替差益 | 134 | 746 | |
持分法による投資利益 | - | 1,046 | |
製品補修費用戻入益 | 313 | - | |
その他 | 838 | 866 | |
営業外収益合計 | 2,725 | 4,055 | |
営業外費用 | 支払利息 | 2,783 | 2,623 |
持分法による投資損失 | 2,918 | - | |
固定資産除却損 | 565 | 643 | |
その他 | 4,460 | 2,463 | |
営業外費用合計 | 10,727 | 5,730 | |
経常利益 | 24,629 | 32,555 | |
特別利益 | 投資有価証券売却益 | 2,420 | 465 |
固定資産売却益 | ※4 325 | ※4 180 | |
特別利益合計 | 2,745 | 646 | |
特別損失 | 事業構造改善費用 | ※5 7,801 | ※5 3,187 |
訴訟和解金 | 1,155 | 1,143 | |
その他 | 1,227 | 539 | |
特別損失合計 | 10,183 | 4,870 | |
税金等調整前当期純利益 | 17,191 | 28,331 | |
法人税、住民税及び事業税 | 8,711 | 10,868 | |
過年度法人税等 | - | ※6 2,764 | |
法人税等調整額 | △4,069 | △2,329 | |
法人税等合計 | 4,641 | 11,303 | |
当期純利益 | 12,549 | 17,027 | |
非支配株主に帰属する当期純利益 | 1,232 | 4,127 | |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 11,317 | 12,900 |
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
||
---|---|---|---|
当期純利益 | 12,549 | 17,027 | |
その他の包括利益 | その他有価証券評価差額金 | △5,409 | 1,600 |
繰延ヘッジ損益 | △13 | 642 | |
為替換算調整勘定 | △16,314 | △3,495 | |
退職給付に係る調整額 | △4,185 | 3,127 | |
持分法適用会社に対する持分相当額 | △508 | △359 | |
その他の包括利益合計 | ※ △26,431 | ※ 1,516 | |
包括利益 | △13,881 | 18,543 | |
(内訳) | 親会社株主に係る包括利益 | △14,410 | 14,645 |
非支配株主に係る包括利益 | 529 | 3,898 |
連結株主資本等変動計算書
当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
株主資本 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 自己株式 | 株主資本合計 | ||
当期首残高 | 53,075 | 57,333 | 108,553 | △25,353 | 193,608 | |
当期変動額 | 剰余金の配当 | △2,636 | △2,636 | |||
親会社株主に帰属する当期純利益
|
12,900 | 12,900 | ||||
自己株式の取得 | △7,910 | △7,910 | ||||
自己株式の消却 | △27,320 | 27,320 | - | |||
連結範囲の変動 | 51 | 51 | ||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | - | |||||
当期変動額合計 | - | △27,320 | 10,314 | 19,410 | 2,404 | |
当期末残高 | 53,075 | 30,012 | 118,867 | △5,942 | 196,013 |
その他の包括利益累計額 | 非支配株主持分 | 純資産合計 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
その他有価証券評価差額金 | 繰延ヘッジ損益 | 為替換算調整勘定 | 退職給付に係る調整累計額 | その他の包括利益累計額合計 | ||||
当期首残高 | 5,607 | △8 | 8,010 | △8,644 | 4,964 | 19,407 | 217,981 | |
当期変動額 | 剰余金の配当 | - | △2,636 | |||||
親会社株主に帰属する当期純利益
|
- | 12,900 | ||||||
自己株式の取得 | - | △7,910 | ||||||
自己株式の消却 | - | - | ||||||
連結範囲の変動 | - | 51 | ||||||
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 1,676 | 473 | △3,550 | 3,144 | 1,744 | 2,415 | 4,160 | |
当期変動額合計 | 1,676 | 473 | △3,550 | 3,144 | 1,744 | 2,415 | 6,564 | |
当期末残高 | 7,284 | 465 | 4,459 | △5,500 | 6,709 | 21,823 | 224,546 |
連結キャッシュ・フロー計算書
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
||
---|---|---|---|
営業活動によるキャッシュ・フロー | 税金等調整前当期純利益 | 17,191 | 28,331 |
減価償却費 | 26,311 | 27,589 | |
のれん償却額 | 3,149 | 3,545 | |
引当金の増減額(△は減少) | 396 | 217 | |
受取利息及び受取配当金 | △1,437 | △1,395 | |
支払利息 | 2,783 | 2,623 | |
持分法による投資損益(△は益) | 2,918 | △1,046 | |
事業構造改善費用 | 6,358 | 2,405 | |
売上債権の増減額(△は増加) | 4,432 | △7,463 | |
たな卸資産の増減額(△は増加) | △4,579 | △11,361 | |
仕入債務の増減額(△は減少) | 559 | 6,363 | |
その他の流動負債の増減額(△は減少) | △0 | 3,068 | |
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) | 1,367 | 1,340 | |
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) | △642 | △10 | |
その他 | △887 | 1,462 | |
小計 | 57,923 | 55,670 | |
利息及び配当金の受取額 | 2,018 | 2,398 | |
利息の支払額 | △2,876 | △2,681 | |
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) | △8,791 | △11,764 | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 48,274 | 43,623 | |
投資活動によるキャッシュ・フロー | 定期預金の純増減額(△は増加) | △1,099 | △433 |
有形及び無形固定資産の取得による支出 | △30,821 | △46,495 | |
有形及び無形固定資産の売却による収入 | 2,481 | 2,205 | |
投資有価証券の売却による収入 | 4,313 | 550 | |
貸付けによる支出 | △791 | △11,774 | |
貸付金の回収による収入 | 225 | 3,626 | |
長期前払費用の取得による支出 | △2,464 | △2,649 | |
事業譲渡による収入 | 1,802 | - | |
事業譲受による支出 | - | △4,120 | |
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 | △9,731 | - | |
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入 | 45 | - | |
関係会社出資金の払込による支出 | △1,222 | △1,477 | |
その他 | △19 | △65 | |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △37,283 | △60,633 | |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 短期借入金の純増減額(△は減少) | △3,402 | △2,673 |
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) | △2,000 | △2,000 | |
長期借入れによる収入 | 22,808 | 46,155 | |
長期借入金の返済による支出 | △20,378 | △13,866 | |
社債の償還による支出 | - | △20,000 | |
社債の発行による収入 | - | 19,901 | |
非支配株主からの払込みによる収入 | 1,500 | - | |
配当金の支払額 | △2,303 | △2,636 | |
自己株式の取得による支出 | △5,590 | △7,909 | |
非支配株主への配当金の支払額 | △565 | △558 | |
その他 | 0 | - | |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △9,932 | 16,411 | |
現金及び現金同等物に係る換算差額 | △2,304 | △812 | |
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | △1,245 | △1,410 | |
現金及び現金同等物の期首残高 | 33,336 | 32,091 | |
現金及び現金同等物の期末残高 | ※ 32,091 | ※ 30,680 |
連結財務諸表注記
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
- 1. 連結の範囲に関する事項
- 連結子会社数 前期99社、当期97社
*対象会社詳細については有価証券報告書をご参照ください。
-
株式会社シンシロケーブルを会社分割したことにより、シンシロ土地管理株式会社と株式会社シンシロケーブルに分割されました。シンシロ土地管理株式会社を当社に吸収合併したことにより、連結子会社から除外しております。新規設立したことにより、モルドバ共和国所在のFujikura Automotive MLD S.R.L.が連結子会社となりました。Auriga Europe Limitedは、Optron Holding Limitedへ社名変更しております。Fujikura SHS Ltd.を清算したことにより、連結子会社から除外しております。AFC Group Pty Ltd.はAFL Telecommunications Australia pty Ltd.に吸収合併されたため、連結子会社から除外しております。Optronics FZ LLCを清算したことにより、連結子会社から除外しております。
株式会社フジクラファシリティーズ等、連結の範囲から除外した子会社は、いずれも小規模であり、合計の総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしておりません。
- 2. 持分法の適用に関する事項
- 非連結子会社及び関連会社のうち、以下の会社に対する投資については持分法を適用しております。
持分法を適用した会社
関連会社数10社
主要会社名 藤倉化成株式会社
藤倉ゴム工業株式会社
上海南洋藤倉電纜有限公司等、持分法を適用しない会社は、当期純損益及び利益剰余金等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要な影響を及ぼしておりません。
なお、持分法適用会社のうち決算日が連結決算日と異なる会社については、当該会社の直近事業年度に係る財務諸表を使用しております。
- 3. 連結子会社の事業年度等に関する事項
- 次の会社の決算日は、連結決算日と異なる12月31日であります。連結財務諸表作成にあたっては、連結決算日現在で実施した本決算に準じた仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
DDK (Thailand) Ltd.、珠海藤倉電装有限公司、Fujikura Asia Ltd.、FIMT Ltd.、Fujikura Hong Kong Ltd.、Fujikura Federal Cables Sdn. Bhd.、Fujikura Fiber Optics Vietnam Ltd.、藤倉電子(上海)有限公司、Fujikura Automotive (Thailand) Ltd.、第一電子工業(上海)有限公司、江蘇藤倉亨通光電有限公司、広州藤倉電線電装有限公司、長春藤倉電装有限公司、藤倉(中国)有限公司、藤倉烽火光電材料科技有限公司、Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.、上海藤倉光維通信器材有限公司、Fujikura Automotive Vietnam Ltd.、DDK VIETNAM LTD.
- 4. 在外子会社及び在外関連会社における会計処理基準に関する事項
- 「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第18号 平成27年3月26日)及び「持分法適用関連会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第24号 平成20年3月10日)を適用し、在外子会社及び在外関連会社に対して、連結決算上必要な調整を行っております。
- 5. 会計方針に関する事項
- (1)重要な資産の評価基準及び評価方法
イ 有価証券
(イ)満期保有目的の債券…償却原価法
(ロ)その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は主として移動平均法により算定)
時価のないもの
主として移動平均法による原価法
ロ デリバティブ
時価法
ハ たな卸資産
主として総平均法(月別)による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
イ 有形固定資産(リース資産を除く)
主として定率法
但し、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに平成28年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。
なお、主な資産の耐用年数は以下のとおりであります。
建物 主として 50年
機械装置 主として 7年
ロ 無形固定資産(リース資産を除く)
主として定額法
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。
ハ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
(3)重要な引当金の計上基準
イ 貸倒引当金
金銭債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
ロ 投資損失引当金
関係会社株式又は関係会社出資金の価値の減少による損失に備えるため、投資先の財政状態等を勘案し必要額を計上しております。
ハ 事業構造改善引当金
事業構造改善に伴い発生する損失に備えるため、今後発生が見込まれる費用について、合理的な見積額を計上しております。
ニ 債務保証損失引当金
債務保証等の損失に備えるため、被債務保証会社の財政状態等を勘案し、必要額を計上しております。
(4)退職給付に係る会計処理の方法
イ 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。
ロ 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、発生時から従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)による定額法により費用処理する方法を採用しております。また、数理計算上の差異については発生の翌連結会計年度から従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)による定額法により費用処理する方法を採用しております。
なお、未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用については税効果を調整の上、純資産の部におけるその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。
(5)重要な収益及び費用の計上基準
進捗部分に成果の確実性が認められる工事の収益及び費用の計上基準については、工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)によっております。
(6)重要なヘッジ会計の方法
イ ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理を採用しております。
なお、金利スワップについては特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用しております。
ロ ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段 | ヘッジ対象 |
---|---|
為替予約等 | 外貨建金銭債権債務及び外貨建予定取引 |
金利スワップ | 借入金の変動金利 |
商品先物取引 | 原材料 |
- ハ ヘッジ方針
外貨建取引における為替変動リスク、一部の借入金における金利変動リスク及び一部の原材料における価格変動リスクについてヘッジを行っております。
ニ ヘッジの有効性評価の方法
ヘッジ手段の変動額の累計額とヘッジ対象の変動額の累計額を比較して有効性の判定を行っております。
但し、特例処理によっている金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。
(7)のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却は、5年間の定額法により償却を行っております。
(8)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
(9)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
イ 消費税等の会計処理方法
消費税及び地方消費税の会計処理方法は、税抜方式を採用しております。
ロ 連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しております。
(会計方針の変更)
(平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関する実務上の取扱いの適用)
法人税法の改正に伴い、「平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第32号 平成28年6月17日)を当連結会計年度に適用し、平成28年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物に係る減価償却方法を定率法から定額法に変更しております。
この結果、当連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益はそれぞれ206百万円増加しております。
(追加情報)
(繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針の適用)
「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号 平成28年3月28日)を当連結会計年度から適用しております。
(表示方法の変更)
(連結貸借対照表)
固定負債の「債務保証損失引当金」については、前連結会計年度においては区分掲記しておりましたが、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度は「その他の引当金」に含めて表示しております。また、固定負債の「事業構造改善引当金」については、前連結会計年度においては区分掲記しておりましたが、当期の残高がないため、当連結会計年度は表示しておりません。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。この結果、前連結会計年度において固定負債の「事業構造改善引当金」578百万円及び「債務保証損失引当金」213百万円は「その他の引当金」として組み替えております。
(連結損益計算書)
1 営業外費用の「訴訟関連費用」については、前連結会計年度においては区分掲記しておりましたが、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度は「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。この結果、前連結会計年度において営業外費用の「訴訟関連費用」1,389百万円は「その他」として組み替えております。
2 営業外費用の「固定資産除却損」については、前連結会計年度において「その他」に含めておりましたが、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より区分掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。この結果、前連結会計年度において営業外費用の「その他」に表示していた3,635百万円は、「固定資産除却損」565百万円と「その他」3,070百万円として組み替えております。
(連結キャッシュ・フロー計算書)
営業活動によるキャッシュ・フローの「その他の流動負債の増減額」については、前連結会計年度において「その他」に含めておりましたが、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より区分掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。この結果、前連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローの「その他」に表示していた△887百万円は、「その他の流動負債の増減額」△0百万円と「その他」△887百万円として組み替えております。
(連結貸借対照表関係)
※1 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産は、次のとおりです。
前連結会計年度 (平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (平成29年3月31日) | |
---|---|---|
土地 | 992百万円 | 992百万円 |
前連結会計年度 (平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (平成29年3月31日) | |
---|---|---|
流動負債その他 | 606百万円 | 606百万円 |
固定負債その他 | 3,612 | 3,032 |
※2 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりです。
前連結会計年度 (平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (平成29年3月31日) | |
---|---|---|
投資有価証券(株式) | 13,444百万円 | 14,228百万円 |
投資その他の資産その他(出資金) | 11,518 | 11,830 |
※3. 偶発債務
債務保証等
前連結会計年度 (平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (平成29年3月31日) | ||
---|---|---|---|
関係会社 (株)ビスキャス (契約履行保証及び銀行借入金) |
7,667百万円 | 関係会社
ProCable Energia e
Telecomunicacoes S.A.
(銀行借入金)
|
2,923百万円 |
Fujikura Cabos Para Energia e Telecomunicações Ltda. (銀行借入金) |
1,322 |
Fujikura Cabos Para Energia e
Telecomunicações Ltda
(銀行借入金)
|
1,934 |
維世佳瀋陽電纜有限公司
(銀行借入金)
|
1,263 |
㈱ユニマック
(銀行借入金)
|
280 |
上海藤倉橡塑電纜有限公司 (銀行借入金) |
422 |
PT. FUJIKURA INDONESIA
(銀行借入金)
|
167 |
(株)ユニマック(銀行借入金) | 300 |
㈱ビスキャス
(契約履行保証等)
|
130 |
他2社(銀行借入金) | 102 | 他3社(銀行借入金等) | 92 |
小計 | 11,079 | 小計 | 5,528 |
関係会社以外 従業員(財形融資)(銀行借入金) |
260 | 関係会社以外 従業員(財形融資)(銀行借入金) |
220 |
小計 | 260 | 小計 | 220 |
合計 | 11,339 | 合計 | 5,749 |
(連結損益計算書関係)
※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりです。
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
|
---|---|---|
減価償却費 | 2,433百万円 | 2,624百万円 |
退職給付費用 | 1,974 | 2,151 |
貸倒引当金繰入額 | 100 | 409 |
役員退職慰労引当金繰入額 | 6 | 7 |
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
---|---|
16,210百万円 | 15,614百万円 |
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
---|---|
1,621百万円 | 2,007百万円 |
※4 固定資産売却益の内容は、次のとおりです。
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
|
---|---|---|
土地 | 418百万円 | 145百万円 |
建物 | △92 | 34 |
計 | 325 | 180 |
前連結会計年度において、土地と建物が一体となった固定資産を売却した際、土地部分については売却益、建物部分については売却損が発生しているため、売却損益を通算して固定資産売却益を計上しています。
※5 事業構造改善費用
事業構造改善費用の内訳は以下のとおりです。
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) | ||
---|---|---|
株式会社ビスキャスの事業再編及び終息に伴う臨時損失 | 6,358百万円 | |
在外子会社の早期退職に伴う特別退職金等 | 1,442 | |
計 | 7,801 |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) | ||
---|---|---|
株式会社ビスキャスの事業再編及び終息に伴う臨時損失 | 1,642百万円 | |
子会社の早期退職に伴う特別退職金等 | 1,544 | |
計 | 3,187 |
株式会社ビスキャスの事業再編及び終息に伴う臨時損失について
※6 過年度法人税等
タイ王国所在の当社連結子会社Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.は、タイ国税当局より①平成25年5月21日に883百万バーツ、②平成26年5月28日に29百万バーツ、③平成27年5月21日に7百万バーツ、④平成28年1月14日に1百万バーツの更正通知を受領しました。同社としては、本通知の内容は正当な根拠を欠く不当なものであって容認できないことから、タイ歳入局不服審理委員会へ不服の申し立て及びタイ中央租税裁判所へ提訴しておりました。
平成28年5月16日に、上記の提訴又は不服申し立てと類似する内容を有する他社のタイ最高裁判所の訴訟において、納税者側の主張を棄却する判決が下されました。更に平成28年6月16日付でタイ財務省は、法人税の納付申告期限の延長を告示し、該当企業は平成28年8月1日までに裁判所に提訴の取下げ、不服審理委員会に不服申し立ての取下げを申請し、裁判所及び不服審理委員会がそれを許可又は承認した場合、修正申告・納税を行えば、加算税及び延滞金を免除する内容の通達を告示しました。その後、平成28年7月29日付で、タイ国家平和秩序維持評議会は、法人税の納付申告期限を平成28年8月15日まで延長する通達を告示しました。
当社グループでは、上記の通達に従い、提訴及び不服申し立ての取下げを行ったうえで、更正を受けていない事業年度分及び更正を受けていない当社連結子会社DDK (Thailand) Ltd.分を含め、当局方式で課税所得を再計算し、修正申告・納税を行いました。
この影響により887百万バーツ(2,764百万円)を「過年度法人税等」として計上しております。
(連結包括利益計算書関係)
※その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
||
---|---|---|---|
その他有価証券評価差額金 | 当期発生額 | △5,615百万円 | 2,384百万円 |
組替調整額 | △2,180 | △182 | |
税効果調整前 | △7,795 | 2,201 | |
税効果額 | 2,386 | △601 | |
その他有価証券評価差額金 | △5,409 | 1,600 | |
繰延ヘッジ損益 | 当期発生額 | △24 | 681 |
税効果調整前 | △24 | 681 | |
税効果額 | 11 | △39 | |
繰延ヘッジ損益 | △13 | 642 | |
為替換算調整勘定 | 当期発生額 | △16,416 | △3,472 |
組替調整額 | 102 | △22 | |
為替換算調整勘定 | △16,314 | △3,495 | |
退職給付に係る調整額 | 当期発生額 | △6,763 | 1,559 |
組替調整額 | 1,879 | 2,277 | |
税効果調整前 | △4,883 | 3,836 | |
税効果額 | 698 | △709 | |
退職給付に係る調整額 | △4,185 | 3,127 | |
持分法適用会社に対する持分相当額 | 当期発生額 | △755 | △430 |
組替調整額 | 247 | 71 | |
持分法適用会社に対する持分相当額 | △508 | △359 | |
その他の包括利益合計 | △26,431 | 1,516 |
(連結株主資本等変動計算書関係)
- 1. 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期 首株式数(千株) |
当連結会計年度増 加株式数(千株) |
当連結会計年度減 少株式数(千株) |
当連結会計年度末 株式数(千株) |
||
---|---|---|---|---|---|
発行済株式 | 普通株式 | 360,863 | - | - | 360,863 |
合計 | 360,863 | - | - | 360,863 | |
自己株式 | 普通株式(注)1, 2 | 51,738 | 9,589 | 0 | 61,327 |
合計 | 51,738 | 9,589 | 0 | 61,327 |
- ※1.普通株式の自己株式数の増加9,589千株は、主に自己株式の取得による増加であります。
- ※2.普通株式の自己株式数の減少0千株は、主に単元未満株式の売渡による減少であります。
- 2. 配当に関する事項
(決議) | 株式の種類 | 配当金の総額(百万円) | 1株当たり配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
---|---|---|---|---|---|
平成27年6月26日 定時株主総会 |
普通株式 | 1,082 | 3.5 | 平成27年3月31日 | 平成27年6月29日 |
平成27年10月29日 取締役会 |
普通株式 | 1,221 | 4.0 | 平成27年9月30日 | 平成27年12月2日 |
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
(決議) | 株式の種類 |
配当金の総額 (百万円) |
配当の原資 |
1株当たり 配当額(円) |
基準日 | 効力発生日 |
---|---|---|---|---|---|---|
平成28年6月29日 定時株主総会 |
普通株式 | 1,198 | 利益剰余金 | 4.0 | 平成28年3月31日 | 平成28年6月30日 |
当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
- 1. 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度 期首株式数(千株) |
当連結会計年度 増加株式数(千株) |
当連結会計年度 減少株式数(千株) |
当連結会計年度末 株式数(千株) |
||
---|---|---|---|---|---|
発行済株式 | 普通株式(注) 1 | 360,863 | - | 65,000 | 295,863 |
合計 | 360,863 | - | 65,000 | 295,863 | |
自己株式 | 普通株式(注)1, 2 | 61,327 | 14,280 | 65,000 | 10,610 |
合計 | 61,327 | 14,280 | 65,000 | 10,610 |
- ※1.普通株式の発行済株式数及び自己株式数の減少65,000千株は、自己株式の消却による減少であります。
- ※2.普通株式の自己株式数の増加14,280千株は、主に自己株式の取得による増加であります。
- 2.配当に関する事項
(1)配当金支払額
(決議) | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) |
1株当たり 配当額(円) |
基準日 | 効力発生日 |
---|---|---|---|---|---|
平成28年6月29日 定時株主総会 |
普通株式 | 1,198 | 4.0 | 平成28年3月31日 | 平成28年6月30日 |
平成28年10月28日 取締役会 |
普通株式 | 1,438 | 5.0 | 平成28年9月30日 | 平成28年12月2日 |
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
(決議) | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) |
配当の原資 | 1株当たり 配当額(円) |
基準日 | 効力発生日 |
---|---|---|---|---|---|---|
平成29年6月29日 定時株主総会 |
普通株式 | 1,426 | 利益剰余金 | 5.0 | 平成29年3月31日 | 平成29年6月30日 |
※現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
|
---|---|---|
現金及び預金勘定 | 34,961百万円 | 31,785百万円 |
預入期間が3か月を超える定期預金 | △2,870 | △1,105 |
現金及び現金同等物 | 32,091 | 30,680 |
(リース取引関係)
5年間の財務データ
回次 | 第165期 | 第166期 | 第167期 | 第168期 | 第169期 |
---|---|---|---|---|---|
決算年月 | 平成25年3月 | 平成26年3月 | 平成27年3月 | 平成28年3月 | 平成29年3月 |
売上高(百万円) | 491,118 | 590,980 | 661,510 | 678,528 | 653,795 |
経常利益(百万円) | 1,279 | 13,839 | 21,082 | 24,629 | 32,555 |
親会社株主に帰属する当期純利益
(百万円) |
3,049 | 3,328 | 12,201 | 11,317 | 12,900 |
包括利益(百万円) | 26,105 | 15,098 | 37,493 | △13,881 | 18,543 |
純資産額(百万円) | 204,771 | 207,242 | 234,527 | 217,981 | 224,546 |
総資産額(百万円) | 528,900 | 537,281 | 577,567 | 552,678 | 588,626 |
1株当たり純資産額(円) | 558.20 | 589.79 | 707.09 | 662.93 | 710.68 |
1株当たり当期純利益金額(円) | 8.65 | 9.99 | 37.93 | 36.98 | 44.61 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額(円) | - | - | - | - | - |
自己資本比率(%) | 36.04 | 35.94 | 37.85 | 35.93 | 34.44 |
自己資本利益率(%) | 1.68 | 1.74 | 5.93 | 5.43 | 6.43 |
株価収益率(倍) | 33.86 | 47.24 | 13.89 | 14.33 | 17.96 |
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | 22,554 | 31,020 | 20,643 | 48,274 | 43,623 |
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | △56,077 | △28,881 | △26,071 | △37,283 | △60,633 |
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | 12,204 | △6,833 | △4,366 | △9,932 | 16,411 |
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) | 42,250 | 39,336 | 33,336 | 32,091 | 30,680 |
従業員数(人) | 52,409 (5,100) |
53,409 (7,795) |
52,452 (13,182) |
54,114 (12,705) |
56,961 (12,779) |
(注)1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
(注)2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在していないため記載しておりません。
(注)3 従業員数の( )内は、平均臨時従業員数を外書しております。
国際課税ルールへの取り組み
- 国際機関による取り組み
- 2016年4月のパナマ文書の公表で租税回避行為に国際社会が注目し、国際課税ルールの重要性が論議されるようになりました。そもそも、この租税回避の問題は多国籍企業が国際的な税制の隙間や抜け穴を利用した税負担を軽減しているとされる、いわゆる「BEPS(税源浸食と利益移転)」が論議のベースにありました。以下に示す年表の通り、2012年、経済協力開発機構(OECD)の租税委員会において「BEPSプロジェクト」が発足しました。2015年10月に開催されたG20財務大臣会合で最終報告書(15項目の「BEPS行動計画」)が報告されました。
2012年6月 | OECD租税委員会本会合において、BEPSプロジェクト開始 |
2013年2月 | 「Addressing BEPS」公表 |
2013年6月 | G8サミット(英・ロックアーン)でBEPSプロジェクトを支持 |
2013年7月 | 「BEPS行動計画」公表、G20サミット(露・サンクトペテルブルク)で報告 |
2014年9月 | BEPS報告書(第一弾)を公表、11月のG20サミット(豪・ブリスベン)で報告 |
2015年9月 | BEPS最終報告書をとりまとめ、10月のG20財務大臣会合(ペルー・リマ)で報告 |
2015年11月 | G20サミット(トルコ・アンタルヤ)で報告 |
2016年6月 | OECD・BEPS行動13の実施ガイダンス 国別報告書の自主提出方式等 |
2016年11月 | OECD・BEPS行動15租税条約に係る BEPS実施のための多国間協定の公表 |
- 当社グループの対応
- グローバルに事業を展開している当社グループは、常にBEPS情報の収集を行うと共に、税理士法人とコンサル契約を締結し、課税ルールへの対応の準備を進めています。