環境
環境管理活動
環境管理の対象範囲
国内 | ||
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区分 | No. | 会社名 |
本体 | 1 | フジクラ |
連結子会社 | 2 | フジクラ・ダイヤケーブル |
3 | 西日本電線 | |
4 | フジクラ電装 | |
5 | 米沢電線 | |
6 | 第一電子工業 | |
7 | 沼津熔銅 | |
8 | フジクラコンポーネンツ | |
9 | 青森フジクラ金矢 | |
10 | 東北フジクラ | |
11 | 協栄線材 | |
12 | フジクラソリューションズ | |
13 | スズキ技研 | |
14 | シンシロケーブル | |
15 | フジクラ プレシジョン | |
16 | プレシジョンファイバオプティクス | |
17 | ファイバーテック | |
18 | 富士資材加工 | |
19 | フジクラエンジニアリング | |
20 | フジクラ物流 | |
21 | 藤倉商事 | |
22 | フジデン | |
23 | フジクラビジネスサポート | |
非連結子会社 | 24 | 武蔵金線 |
25 | オプトエナジー | |
26 | フジクラファシリティーズ | |
27 | エフピーエス技研 | |
28 | フジクラキューブ |
海外 | ||
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区分 | No. | 会社名 |
連結子会社 | 1 | 広州藤倉電線電装有限公司 |
2 | 江蘇藤倉亨通光電有限公司 | |
3 | 珠海藤倉電装有限公司 | |
4 | 第一電子(上海)有限公司 | |
5 | 長春藤倉電装有限公司 | |
6 | 藤倉(中国)有限公司 | |
7 | 藤倉電子(上海)有限公司 | |
8 | 藤倉烽火光電材料科技有限公司 | |
9 | AFL Network Services Inc. | |
10 | AFL Telecommunicationes de Mexico, S. de R.L. de C.V. | |
11 | AFL Telecommunications Europe Ltd. | |
12 | AFL Telecommunications GmbH | |
13 | AFL Telecommunications LLC. | |
14 | DDK (THAILAND) Ltd. | |
15 | DDK VIETNAM Ltd. | |
16 | Fujikura America, Inc. | |
17 | Fujikura Asia Ltd. | |
18 | Fujikura Automotive (Thailand) Ltd. | |
19 | Fujikura Automotive America LLC. | |
20 | Fujikura Automotive do Brasil Ltda. | |
21 | Fujikura Automotive Europe GmbH | |
22 | Fujikura Automotive Europe, S.A.U. | |
23 | Fujikura Automotive Mexico Puebla, S.A. de C.V. | |
24 | Fujikura Automotive Mexico Queretaro, S.A. de C.V. | |
25 | Fujikura Automotive Mexico Salamanca, S.A. de C.V. | |
26 | Fujikura Automotive Mexico, S. de R.L. de C.V. | |
27 | Fujikura Automotive Morocco Kenitra, S.A. | |
28 | Fujikura Automotive Morocco Tangier, S.A. | |
29 | Fujikura Automotive Paraguay S.A. | |
30 | Fujikura Automotive Romania S.R.L. | |
31 | Fujikura Automotive Vietnam Ltd. | |
32 | Fujikura Electronics (Thailand) Ltd. | |
33 | Fujikura Electronics Vietnam Ltd. | |
34 | Fujikura Europe Ltd. | |
35 | Fujikura Federal Cables Sdn.Bhd. | |
36 | Fujikura Fiber Optics Vietnam Ltd. | |
37 | Fujikura Resource Muzquiz S. de R.L. de C.V. | |
38 | Verrillon Inc. |
フジクラグループ環境管理活動指針
2016年度活動目標・結果、2017年度目標
2016年度、フジクラグループは、2016年度から2020年度までの「2020中期経営計画」を策定しました。私たちは、この中期計画に基づいて「フジクラグループ環境管理活動指針」を策定し、新たな目標に向けての活動をスタートしました。
20中期目標
項目 | 20中期目標 (2016-2020年度)【環境活動管理指針 5版】 | |
CSR重点方策Ⅲ | CO2の排出量削減 |
CO2総排出量削減 国内連結対象会社:2020年度において、2013年度比3%以上削減する (長期目標 2030年度において、2013年度比 6.5%以上削減する) 海外連結対象会社:目標設定検討中 |
省エネ:エネルギー原単位改善 国内外連結対象会社 年1.3%以上改善する |
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物流に伴うエネルギー原単位改善 国内 製品物流のエネルギー原単位:年平均1%以上改善する |
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再生可能エネルギーの導入を推進する | ||
水リスク | 水の使用量削減 国内連結対象会社 原単位:年1%以上改善する |
|
生物多様性確保の活動 |
事業所内自然の有効活用により生物多様性に貢献する | |
管理項目 | 資源 | 投入資源を減らし、資源の効率的な利用を推進する |
生産に伴う廃棄物排出量の削減 国内連結対象会社 原単位:年1%以上改善する |
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廃棄物ゼロエミッション(※) 国内連結対象会社 廃棄物ゼロエミッション継続 |
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化学物質 | 環境負荷物質の削減 国内連結対象会社 主要環境負荷物質の排出移動量を、2015年度比で年1%以上削減する |
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揮発性有機化合物(VOC)の排出量削減 主要VOCの大気排出量を2015年度比で年1%以上削減する |
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製品・グリーン調達 | 環境配慮型製品の拡大 環境配慮型製品の登録件数を毎年60件以上とする |
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サプライチェーンでの製品含有化学物質管理を推進する (グリーン調達及び禁止物質管理の徹底) |
※廃棄物ゼロエミッションの定義:廃棄物の直接埋立および単純焼却処理がないこと
2016年度目標と結果
[評価] ○…達成 △…未達項目あり ×…未達
項目 | 2016年度目標 | 2016年度結果 | 評価 |
CO2の排出量削減 |
・CO2総排出量の削減: |
(国内連結) CO2総排出量:2013年度比 1.2%増加 省エネ活動は確実に実績を上げているが国内生産拠点の再編で対象範囲が拡大し、それによるCO2排出量の増加分をカバーできなかった (再編分を除けば国内CO2排出量は2013年度比 2.7%削減) (海外連結)検討中 |
△ |
・生産性エネルギー原単位(対売上高)の改善: (国内連結) 2015年度比 1.3%以上 (海外連結) 同上 |
(国内連結)2015年度比 2.2%改善 | ○ | |
(海外連結)2015年度比 4.5%改善 | ○ | ||
・製品物流のエネルギー原単位の改善: (国内連結) 2015年度比 1%以上 |
(国内連結)2015年度比 8.8%増加 国内生産拠点の再編により、ケーブル出荷量が大幅減少による積載率低下が影響 |
△ | |
・太陽光発電設備の導入 | 「木場千年の森」で使用する電力を賄うために太陽光発電パネルの導入を推進中。 | ○ | |
水リスク | ・水の使用量原単位の改善: (国内連結) 2015年度比 1%以上 ・水リスクの内容調査 |
(国内連結) 水使用量原単位(売上高対比): 2015年度比 25%増加 国内生産拠点の再編により、使用方法及び売上の内訳が大きく変化したことが影響 (再編分を除けば水の総使用量は2015年度比 1.1%減少) |
△ |
生物多様性確保の活動 |
・20中期の目標設定 ・「ロードマップ2030」の周知 ・事業所内自然の有効活用: 佐倉事業所の里山構想の推進 |
「佐倉千年の森」プロジェクトを立ち上げ、3年間の整備計画を設定、活動を推進中 | ○ |
資源 | 投入資源を減らし、資源の効率的な利用を推進 梱包材料の投入重量の削減(リサイクル品の使用量): (国内連結) 7,000トン以上削減 |
リサイクル品を利用し、10,326トン削減(みなし量) | ○ |
生産に伴う廃棄物排出量原単位の改善 (国内連結)2015年度比 1%以上 |
廃棄物排出量原単位(売上高対比): 2015年度比 23%悪化 国内生産拠点の再編により、売上の内訳が大きく変化したことが影響 |
△ | |
廃棄物ゼロエミッション(※): |
埋立屑が発生、ゼロエミッション未達成 国内生産拠点の再編により対象範囲が拡大したことによる(再編分を除けばゼロエミッション継続) |
△ | |
化学物質 | 主要環境負荷物質の排出移動量の削減: (国内連結) 2015年度比 1%以上 |
2015年度比 4.6%削減 | ○ |
主要揮発性有機化合物(VOC)の大気排出量の削減: (国内連結) 2015年度比 年1%以上 |
2015年度比 16%増加 | × | |
製品・グリーン調達 | 環境配慮型製品の登録件数: 年間60件以上 | グリーンマインド製品の登録:62件 グリーン製品の登録:2件(上記内数) |
○ |
サプライチェーンでの製品含有化学物質管理を推進する | ・パートナーズミーティングを開催(深川、中国) ・環境負荷物質の新管理システムの機能を増強 |
○ |
※廃棄物ゼロエミッションの定義:廃棄物の直接埋立および単純焼却処理がないこと
2017年度目標
項目 | 2017年度目標 |
CO2の排出量削減 |
・CO2総排出量の削減: |
・生産性エネルギー原単位(対売上高)の改善: (国内連結) 2015年度比 1.3%以上 (海外連結) 同上 |
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・製品物流のエネルギー原単位の改善: (国内連結) 2015年度比 1%以上 |
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・太陽光発電設備の導入 | |
水リスク | ・水の使用量原単位の改善: (国内連結) 2015年度比 1%以上 |
生物多様性確保の活動 |
・事業所内自然の有効活用: 佐倉事業所の里山構想の推進 |
資源 | 投入資源を減らし、資源の効率的な利用を推進 梱包材料の投入重量の削減(リサイクル品の使用量): (国内連結) 7,000トン以上削減 |
生産に伴う廃棄物排出量原単位の改善 (国内連結) 2015年度比 1%以上 |
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廃棄物ゼロエミッション(※): |
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化学物質 | 主要環境負荷物質の排出移動量の削減: (国内連結) 2015年度比 1%以上 |
主要揮発性有機化合物(VOC)の大気排出量の削減: (国内連結) 2015年度比 年1%以上 |
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製品・グリーン調達 | 環境配慮型製品の登録件数:年間60件以上 |
サプライチェーンでの製品含有化学物質管理を推進する |
※廃棄物ゼロエミッションの定義:廃棄物の直接埋立および単純焼却処理がないこと
環境教育
当社グループは、社員一人ひとりが省エネやリサイクルなどの省資源活動に取り組み、更に日常の業務を通じて地球環境保護に努めるよう、全社員に対する環境教育を実施しています。新入社員研修で行う環境講座、事業所でのOJT、事業所・部課単位のISO14001教育、業務にかかわる専門的な教育などを定期的に行い、意識の向上を図っています。
本社では、ISO14001規格の2015年版への移行対応のため、2016年7月に環境担当者と内部監査員に向けて外部講師によるセミナーを開催しました。当日は33名が参加し、2015年版の規格内容と主な改定のポイントなどを詳しく説明していただき、理解を深めました。 |
2015移行セミナー |
鈴鹿事業所では、毎年全所員を対象に一般環境教育を実施しています。
2016年度も5月13日~6月1日まで10回にわたり開催し、371名が出席しました。前年度の活動実績や今年度の活動方針・活動計画、環境トピックスを説明し、省エネや廃棄物削減など一人ひとりがどのように活動に参画していくかを理解していただきました。
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鈴鹿事業所/一般環境教育 |
■沼津事業所/2017年度新人教育
沼津事業所では、4月4日に2017年度の入社基幹職2名を対象に環境への取り組みとフジクラグループCSR活動指針について教育を行いました。内容の詳細については、研修室で資料による説明を行い、質疑応答後、事業所内から排出される廃棄物の種類と工場排水の最終処分場を見学し、事業所からどんな廃棄物が排出されているかを確認をしました。
また、5月9日には2017年度企画専門職沼津工場実習の中で、沼津事業所環境の取り組みについて教育訓練を行いました。すでに本社研修の中で当社のCSRの取り組みについては教育済みであったため、沼津事業所に特化した内容に絞り、資料説明と現場で廃棄物の実状を見て当事業所の廃棄物の特徴を確認しました。
沼津事業所/2017年度新人教育 |
沼津事業所/2017年度新人教育 |
■石岡事業所/ISO14001:2015教育
石岡事業所では、今年度にISO14001を2015年度版に移行するために、内部監査員および希望者を対象に、移行前の3月に2015年版の要求事項の講習会を開催しました。講義は2015年版の審査員資格のある社員が講師を務め、事業所の業務プロセスに沿った内容で講義を行い、ISO14001を業務改善のツールとして、より有効に使えることを狙いとしました。
■米沢電線/環境緊急対応訓練の実施
米沢電線では、環境委員会の活動として、緊急事態を想定した緊急対応訓練を年1回行っています。2016年度は、2016年2月に発生した伸線潤滑剤漏洩事故に対し工場排水に対する監視の強化および河川流出防止の対策から排水監視装置を終末排水門に設置しており、以前と設備の取扱い方法・緊急時の対応も変わったため、社内の排水に関わる部署および構内グループ会社の代表と合同で、監視装置の取扱いと緊急時の排水終末門の操作手順の教育・訓練を行いました。
米沢電線(株)/環境緊急対応訓練の実施 |
米沢電線(株)/環境緊急対応訓練の実施 |
フジクラソリューションズは、廃棄物量を削減する目的から、廃棄物の分別、リサイクルを推進しています。継続して活動を推進するため、部門毎に、活動の目的から廃棄物の分別処理方法および廃棄物置き場等の教育を実施しました。 |
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フジクラプレシジョンでは、全社員を対象に2016年度環境目標の項目としてゴミ分別の教育を行いました。
環境活動とニアミス収集システム
当社およびグループ会社の環境に関するトラブル情報は、フジクラグループ環境トラブル報告の運用マニュアルに従い、迅速に集約し情報の共有により類似トラブルの再発防止を図ります。
環境に関する苦情対応
2016年度の件数・対応措置
2016年度は、当社グループの環境に関する苦情が1件ありました。沼津事業所において近隣住民から騒音に関する苦情を受けました。沼津市環境政策課が苦情について確認のため来社され、調査し報告を行いました。工場内の掘削工事の騒音が解放した扉より漏れていたことが考えられたため、騒音遮蔽措置を行い騒音レベルの確認を行ったうえで工事を再開しました。対策については、今後は工事前に騒音低減のための騒音遮蔽・掘削方法の検討を行って騒音計で騒音レベルを確認したうえで工事を行います。また、当社事業所・グループ会社に再発防止のための周知を行いました。